フィリピンの若手アーティストにハマって勝手にキレてファンを卒業した話
マイケルについて無事にファンを卒業することになったのでその経緯を書きます。
(熱がこもりすぎてかなりの長文です…)
どれぐらいハマっていたかというと、彼と同じ香水を買ってしまうぐらいハマっていました。
マイケルて誰やねんと思った方はこの記事を読んでください
8/18にマニラで行われる「Hydro Manila」というイベントにマイケルが出るという情報を生徒から聞いてしぶしぶ参加を決めた
生徒に説得されてイリガンの単独ライブは諦めた
今回のライブでマイケルファンの子と仲良くなってあわよくば一緒にイリガンのライブに行けたら…とわずかな期待。
ただ、生徒から話を聞くとかなりのパリピイベントみたいで…
▲2016年の会場の様子。ヤバい…。
生徒には会場のあるあたりは人通りが多いので大丈夫だが、くれぐれも気をつけてと言われた。
そのため、Tシャツ、ズボンにキャップを被り、あきらかに金持ってなさそーな男性の格好で参戦することにした。
だが、友達を作るという目的にこの格好は完全不向きであった。が、この時は浮かれて気づいていなかった。
会場はSMモール・オブ・アジア(※)というフィリピン最大のショッピングモールの一角にある屋外イベント会場
※日本で一番大きいイオンモールぐらいのでかさ
翌日は生徒たちの通っていた大学のあるイントラムロスを観光予定で、イントラムロスに興味のあった友達と一緒にマニラまで行くことになった。
ただし、彼女はまったくマイケルに興味がないのでイベントに参加するのは私だけ。
マイケルのFacebookページには8:00PMに出るよと書き込みがあり、7:30PMに会場に到着。
会場にズンズンと重低音が鳴り響き、眩しいぐらいのイケイケ照明がこれでもかと暴れまわっていた。
フィリピン中から集まったであろう若人が一同に介しており、もうThis is パリピだった。
入り口は大混雑で入場するのに10分かかった
なんとか中に入ったが、まだマイケルが登場する3組前のグループが演奏しており「おい!」と思ったが、ここはぐっとこらえ会場をウロウロしていた。
このイベントはフェスのようになっていていろんな企業が協賛しており物販、飲食と様々なブースが賑わっていた
このイベントの最大の特徴であるクレーンからの放水に若人はキャーキャー言いながらはしゃいでいた
私はどうやら身なりが怪しかったようで、話しかけてもめっちゃ警戒されて逃げられる始末。友達作るどころの話じゃねー。
周りの女の子はキャミソール or タンクトップに短パン、ロングヘアに赤い口紅バーンッだった。
Hail Hydro! #WeMadeHistory #WeMadeItRain #HydroManila2018 @HydroManila 💦
— Roby Reguyal (@RobyReguyal) August 19, 2018
📸 @JaCasPhotograph pic.twitter.com/jUKmIkGxbD
9:00PMになって、「次はいよいよマイケルだな~」と前の方に移動を始めると、これまでバラバラと散らばっていた人たちが一気に前方ステージに押し寄せてきた。
私が想像していたよりもマイケルはめちゃくちゃ人気があったようだ
しかも圧倒的アイドルとしてフィリピン女性の憧れの的となっていた
そして、会場の盛り上げりがピークに達したところでマイケルが登場!
生マイケル!生マイケル!生マイケル!生マイケル!と私も大興奮!
なんてセクシーで伸びやかな歌声!圧倒的な歌唱力!
思いっきり水を浴びながら周りの女子たちと盛り上がっていた
▲動画の最後に「マイケルー!」と絶叫しているのが私
すると、マイケルは4曲ほど歌った後に「20分の休憩に入る」と引っ込んでしまった。
今までフェスでこんな中断を経験したことがなかったので、「あ、そういうもん?」としばらく待っていたが一向に出てくる気配がなく…
このままだと風邪を引いてしまうと、物販コーナーのTシャツを買いに行った
購入してその場で着替えているとステージに別のアーティストが登場
えぇ?!
慌てて近くの人に聞いたところ「マイケルの休憩が長引いているらしい」とのことだった
その時点ですでに40分が経過していた
調子に乗ってんじゃねーぞ!
と、私は怒ってホテルへ戻ることにした
マイケルに裏切られたと勝手にショック受け、さらに雨が降ってきたり迷子になったりで疲労困憊だったこともあり、ひどくすさんだ顔になっていた
さらに頭はずぶ濡れになっており、片手にびしょ濡れになったTシャツを握りしめて、でも目は怒りでギラついているといったかんじで
通りすぎた人は誰も私と目を合わせようとしなかった
ホテルへ帰りながらメッセンジャーで生徒にあたってしまい、そこは反省しなければならない…申し訳ない…。
▲マイケル登場直前の生徒とのやりとり
▲その数分後、楽しかった会話が一転地獄へと化す…謝罪するフィリピン人生徒たち
ホテルに戻ると友達が風呂のお湯をためてくれていたが、私は感謝の言葉を口にするより先に
「マジでありえへん!」と叫び(友達爆笑)
カバンの中に忍ばせていたマイケルと同じ香水を
「なんやコレは!」とベッドに叩きつけた(友達さらに爆笑)
とりあえず風呂に入って落ち着こうという話になったが、それからもマイケルへの、というかフィリピン人への文句は止まらず…
フィリピン人だし時間の感覚が違うのは仕方がない
ラインナップだけでタイムテーブルのないイベント(登場順しか記載がなかった)
こうなることは予想できたはずだ
出演前のアーティストの時間が押して登場時間が後ろにずれるのはわかる
だが、休憩時間に虚偽があったこと、さらにそのフォローもないというのはプロとしていかがなものか
ひとしきりしゃべり倒してすっきりしたところで、私の携帯に入っているマイケルの画像を削除、携帯の壁紙を変更、全SNSのオフィシャルアカウントのフォローを解除した
…明日も早いので寝ることにした
そして、ベッドで横になり暗くなった部屋の天井を眺めながら考えた
私はフィリピンで何をやっているのだろう
マイケルを追っかけるためにフィリピンに来たのだろうか
いや、そうではなかったはずだ
イベントに参加して本当によかった
完全に目が覚めた
Goodbye, Michael, Goodbye my love…
翌日、友達とショッピングモールを歩いているとG-SHOCKの店を発見した
「あ、マイケルと同じ時計があるか見たい!」と無意識に駆け寄っていた
しばらくして我に返り
友達との間に気まずい空気が流れた…