マグロ回遊記

マグロは泳ぎが止まると死んでしまうんやで

クラス全体の成績を底上げする方法

授業中に実施したテスト結果からクラス全体の成績を底上げするために行った施策をまとめた

 

第一回目 テスト

授業を開始してから1週間後に復習テストを行った

結果

採点の結果、全体的に点数にバラつきが出た 

考察 

全体的な底上げが必要だが彼らの性格上、競争心を煽ってもあまり効果はないと感じた

そうすることで効果があるのは一部の頭が良くてメンタルがタフな子たちだけである

うちの生徒は私の見立てでは半分が性格がシャイで競争心が乏しいタイプ

どちらかと言うと仲間と協力して一緒に頑張ることでモチベーションが上がるタイプである

施策 

そこで以下の施策を実施した

  • 3人1組のチームを組む
  • チーム戦でテスト結果をランキング発表
  • チーム名を決めてネームプレートを作成

3人1組のチームを組む

初回テストの結果から成績順にAブロック、Bブロック、Cブロックと区分けしてメンバーをレベルごとに均等に配分する

(テスト範囲が前の先生が担当していた箇所も入っていたため、これまで成績優秀な子がイマイチな成績だったり、またその逆があったりと、今回のテストが本当の実力かは計りかねるが…) 

チーム戦でテスト結果をランキング発表

毎回実施するテストをチーム戦にしてランキング発表をしてトップのチームに賞品(日本のお菓子)を上げることにした

こうすることで成績が優秀な生徒がそうでない生徒に勉強を教える仕組みが作れないかと考えた

チーム名を決めてネームプレートを作成

チームに対する思い入れを強くするためチーム名を考えてもらいネームプレートを作ってプレゼントした

同じアイテムを身につけることでチームの一体感を高めた

 

https://www.instagram.com/p/BiJLHLeFVQw/ 

▲チーム星の生徒が自作していた

第二回目 テスト 

問題をランダムに入れ替えた同じテストを実施することにした

狙い

  • 間違えた箇所の復習がきちんとできているか
  • チームで教えあう仕組みが生きているか 

結果

全体的にほぼ90点以上を取っており手応えが掴めた

同じチームだけではなく、同じ寮のルームメイト同士で分からないところを教えあったり、日本語オンリーで話す時間を作ったりしているようだった

 

第三回目 テスト

新しいテストを用意した

狙い

  • チーム戦が生きているか再度確認

 うまくいっていればレベルの差の開きはなくなっているはずである 

結果

採点の結果、ほぼ全員が好成績で点数のバラつきはなくなり全体的な成績の底上げにつながっていた

今回のテストで本当の個人の実力が見えると考えていて、やはりその通りの結果になった

前の先生からもらっていた生徒情報で要努力となっていた生徒Dさんがやはり点数が一番低かったのである

彼には初級1の復習テストを宿題として渡して基礎からの見直しを進めた

 

 

しかし、その生徒Dさんが活躍する場面がやってくるのだがそれはまた別の話…