初めてのチーム替えであった変化が興味深かった話
4月のテスト結果をもとにチーム替えを行った
本来の実力が結果に反映されるようになり毎回優勝するチームが固定化してきたので再度クラス分けを行った全体的に実力が均衡するようにしたい、という理由が大きいがそれ以外には
- 苦手な分野を補完しあうような生徒の組み合わせにして弱点を克服する
- 授業で前より控えめになった生徒に生徒同士の相性からアプローチする
という意図があった
1は授業中にある程度把握できているので組み合わせは簡単だった
2はチーム戦を始めてから前ほどの勢いがなくなっている生徒がいたのでここをどうにかしたかった
生徒同士の組み合わせが原因なのか彼に何か変化があったのか…その辺を知りたいなーと思っていた
彼(Aさん)はクラスの中で天然キャラの生徒(Kさん)をよくフォローしており、Kさんが授業中に答えに詰まると遠くの席にもかかわらずアシストする様子を何回か見ていた
組み合わせ的にここは固いな…と踏んでいて、もう一人はメンタルタフなAさんと同じタイプの生徒(Gさん)を選んだ
翌日、チームを発表したらクラスが爆笑した
どうやら私が考えた組み合わせは前の学校時代にずっと同じ机の並びだった生徒のようだった
なるほどだからあんなにフォローしていたんだなぁ…と謎が解けた
三人はハイタッチして喜んでいた
その日のうちからAさんの授業中の態度がガラリと変わった
以前にも増して積極的に質問や意見を言うようになったのである
そして、ラッキーなことにGさんにも変化があった
もともとポーカーフェイスだと思っていた彼が授業中に良く笑うようになった
冗談を言うようになったり、これは想定外に良い結果になった
それから約一ヶ月後、授業中の雰囲気は以前にも増して良くなった
人の組み合わせや席の場所でこうも変わるのかと改めてチームビルディングは面白いなぁ〜と思った
それからテストを何回か実施したが優勝チームに偏りがなくなり、チームのレベルが均衡している状態になった
▲生徒たちが考えた新しいチーム名