マグロ回遊記

マグロは泳ぎが止まると死んでしまうんやで

いろいろあってなぜか永ちゃんファンになった話

先日何気なくTwitterを見ていると矢沢永吉の名言が流れてきた

https://youtu.be/ORJLSfAhkiU

まさに、その通りだなと感銘を受け

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やらない奴は言い訳が先にくる

「やる奴はやるし、やらない奴はやらない」
永ちゃんの言葉を実感中

ライブ見に行きたくなってきた
今まで一度も行ったことないけど

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とツイートした

すると矢沢ファンに見つかって40ぐらい"いいね"がついた

矢沢永吉にはそんなに興味がなかったが、ファンの人からライブ行ってみて曲聞いてみてと言われ
とりあえずApple Musicで永ちゃんのベストアルバムをダウンロードした

だが、曲がたくさんありすぎてどの曲を聞いたらいいのかよく分からなくなってしまい
とりあえず有名な自伝の「成りあがり」を、読んでみることにした
これがまあ、おもしろくて
だいたい一冊の本を読み切るのに1ヶ月ぐらいは時間がかかるのだが2日で読了した

本の中で出てきた曲を聞いて、なるほどなーかっこいいなーとほんの少しだけ思い初めていた

ライブに行きたかったがあいにく開催情報は告知されておらず
とりあえずTwitterInstagramのアカウントをフォローして、LINEのアカウントの友達登録を行いライブ情報を待つことにした

私がにわか矢沢ファンだということは仕事場では一切公表しなかった
なぜしなかったかというとガチ矢沢ファンに出会いたくなかったからである
なぜか!それは矢沢ファンは元ヤンが多いから!!
先日ニュースにもなっており改めて一部のファンの素行の悪さを認識していた

https://bunshun.jp/articles/-/10593


Twitterはその点相手の年齢性別素性などを明かす必要はなく、ゆる〜く繋がり交流を楽しめるのでいい

そんなある日、職場でTwitterの話になった
スタッフの一人がSNSへの偏見や先入観がひどかったので私の矢沢ファンとのTwitter交流エピソードを紹介した

全然興味がなかったことでも何かのきっかけで繋がりができたり、知り得なかった情報に突発的に出会える場だよ
ナウシカのようにSNS怖くない怖くないと怯えたキツネリスに教えてあげたつもりだった

「うちの料理長たしか矢沢ファンだったかも」

怯えていたと思っていたキツネリスがとんでもないことを言い出した

おいおいおいおいおい!!

「あかねさんがファンだって言ってくる!絶対話し合うよ!」

余計なことすんじゃないよ!!

必死に説得した

にわかの私とでは熱量が違うから!

数十分に渡って私の熱弁が繰り広げられたが説得虚しくキツネリスは料理長の元へかけて行った

しばらくして、キッチンにいた料理長ならびにシェフがバタバタとやってきて

矢沢ファンなん?!と目をキラキラさせてやってきた

むかし俺の勤め先に永ちゃんがご飯食べにきて〜

昔のライブはさファンが舞台に詰め寄ってアンコール中止になったりして

俺たちの時代のファンはツッパってるのばっかで〜

そして、気がつくと話が俺の悪かった頃の武勇伝になっている

だからだよ、だから嫌だって言ったんだよーーー!!!!

私はというと
「はあ、そうですか。へぇ〜」
と苦笑いしながら相槌をうっている

嬉々として話す料理長の背中ごしにキツネリスが笑いを噛み殺している

ちくしょう…!


それからというのも出勤すると
「オススメしたあの曲聞いた?」
と確認されるため、結果的に毎日矢沢永吉を聞くことになってしまった

仕事中にふと「もうひとりの俺」を口ずさんでいることに気づき、これはもうファンなのかもしれないなと思った


ちなみに、料理長に「成りあがり」を読んでの個人的な感想を熱弁していたのを見て、他のスタッフから
「いや、完全にファンでしょ」
とツッコまれた

ほんとあの本は読み物としておもしろいから!
矢沢永吉ファンとかファンじゃないとかそういう話じゃないと言っても理解されなかったので
「成りあがり」については改めて読書感想文を書くことにする